平成25年 初 釜

寒い日が多かった昨年末から今年の年始でした。
恒例の社中 初釜を1月12日に行いましたが この日は朝の冷

え込みは厳しかったものの 日中は太陽の陽射しにより 比較的

穏やかな一日でした。
中立の間 風もなく 点心席でのお酒で暖まった身体には 丁度

良い気温に感じました。

参集時刻の11時 寄り付きとなっている 北辰軒玄関では記帳

の後 汲み出しの紫蘇香煎を一同でいただき 賀詞の交換を行い

ます。
床には有隣斎賛 澄子夫人絵の扇子を掛けました。
賛は「いとも賢し鶯の」と記されています。これは「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかが答えむ」が出典。
今年は寒くて未だ梅の蕾も固いのですが 新春を寿ぎ 鶯宿梅の故事に因んだ扇を掛けました。

その後 一度散会し 点心席・本席それぞれで 最終的な準備を皆さんのお力を借りて仕上げます。
例年と同じ作業な為 古い方々が毎年 新しい方々に説明して下さるので 準備は順調にすすみます。

12時 点心開始。
床は狩野探令筆の大物。円窓の中に鶴亀松竹梅が描かれた物で毎年恒例のお軸です。
床には丸三宝に長熨斗と熨斗押を飾りました。

一同は 「おめでとうございます」の発声で乾杯の後 お弁当に

箸がつけられます。
テーブル毎に それぞれ盃がすすみ その後 前日 仕込んだお

椀用の出汁や椀種などをお椀に盛りつけた物が運ばれます。
13時頃を目途に 毎年恒例のとらや製 若菜餅が縁高に盛られ 

運び出され 正客の「お相伴を」の声を合図に一同 いただきま

す。

恒例の進行ではありますが 社中一同が揃う席ですので 昨年入

会された方々など新しい顔ぶれも混じり 楽しいひとときとなります。

13時30分 銅鑼の音を合図に いよいよ本席へお席入です。

床は直斎筆 横物「福内」。新年の床ですので 今年も一層の福が訪れます様にとの願いを込めて。
香合は一昨年 全国大会神奈川大会の際頒布品となった少庵好の白粉解香合(前畠雅峯造)。
花入は備前花入に関戸太郎庵椿と賀茂本阿弥椿、水仙、蝋梅を入れました。

点前座は 七宝棚に九代大樋造の海老耳付の水指。
点前道具は ほぼ毎年恒例の瀬戸茶入 銘 波枕や左入造の黒茶碗で直斎箱の大茶碗などなど。
替え茶器には 黒中棗に一指斎が「一輪の 春とや思う 宝の梅」と朱書きされた物を使用。

濃茶の後 庭で集合写真を撮り 再びの席入り。
今年は18名の参加でしたが昨年より薄茶は2グループに分かれ

て行い お点前・水屋はお弟子さんが交代でその任に当たり ミ

ニ茶会の様相を呈します。

その後は一同で後片付けをし16時前ころより 点心席を使い 

社中の懇親会へと移行。
都合で適宜退出OKの懇親会ですが 今年は大半の方々がお開き

の頃まで居残って下さり 賑々しく懇親会を行う事ができました。


平成25年 初 釜

平成25年1月12日

玄 関 床

床   有隣斎賛澄子画 扇「いとぞ賢し鶯の」 
煙草盆  桑手付 
 煙管 如心斎好   火入   赤膚
 煙草入 独楽
卓    干支扇子 
        
点心席(直会殿)

床  狩野探令筆 松竹梅鶴亀の図
       丸三方に熨斗飾り
       青竹花入に結び柳・白玉・西王母を入れて
 脇   竹花入に松、水仙、紅白梅、藪椿 他

上の間席

床    上田耕甫筆 鶴と松の図

本  席(北辰軒)

床     直斎筆 横物 福内
香合    少庵好白粉解 不徹斎在判 共箱     雅峯造
書院    梅月紋硯 
 脇     毛氈に箱書き各種
花入    備前                 柴岡守造
 花     関戸太郎庵 賀茂本阿弥 水仙 蝋梅
釜    八角富士釜 八景地紋有         道爺造
水指   大樋 海老耳付 
 先     不徹斎好 起風
 棚     七宝棚
 縁     真塗
茶入   瀬戸ねじ抜き 銘波枕
 袋     一重蔓牡丹唐草
茶碗   一入黒 直斎銘 大茶碗
 替     御本半使 不徹斎箱 銘八重垣
 替     紙屋写           九代 長左衛門造
茶杓   愈好斎作 銘 神垣 共筒
 蓋置    古曽部
 建水    木地曲 
御茶   巌の昔              柳桜園茶舗詰
菓子   若菜餅                とらや製
  器    縁高重                萬象造
茶器   不徹斎好 春の野中棗          考煙造
 替     真塗中棗 一指斎筆和歌
          一輪の 春とや思う 宝の梅 
茶碗   赤 真伯手造 梅の絵有り
 替     祥瑞                 真葛造
 替     日の出              小峠丹山造
茶    常磐の昔               柳桜園詰
菓子   萩の薫              光圀本店堂製
      麩のやき              亀屋清水製
 器     亀甲真塗内金泊張  
       一啜斎好松葉盆 愈好斎箱       漆仙造

以上

 

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